📅 記事構成調整:2026-1-14
📝 前書き
このセットは、発売から少し時間が経ったものです。
4+向けとして設計され、大きめのブロックやステッカーなしの構成で、
小さな子でも手に取りやすい、シンプルなプレイセットとして紹介されてきました。
けれど、組み進めていくうちに、
ただ「つくりやすい家」という以上のものが、
静かに立ち上がってくるように感じられます。
母親の姿が描かれていない、
ジョナサンとペイズリー、エラ、メロディの家族。
その前提を思うと、この家に残された余白や、
音を大切に扱う空気に、
少し違った側面が見えてくるのです。
ここでは、遊びやすさや対象年齢だけでは語りきれない、
この家の持つ時間や気配にも目を向けながら、
記録を進めていきたいと思います。
2026-1-12
🌲 総合案内
📚 森の書庫:第7016棚・第41724番【56冊目】
森の書庫には、
出来事を語る本もあれば、
気配だけを残す本も並んでいます。
今回ひらくのは、
にぎやかな物語ではありません。
家の中で過ごす時間や、
音が鳴る前の静けさが、
静かに積み重なっていく一冊です。
この家には、
はっきりと姿を見せないものが、
いくつかあります。
けれどそれは、
失われたというより、
すでに暮らしの中に溶けているように感じられます。
音が大切にされていること。
家の中に、落ち着いた余白が残されていること。
それらは、
誰かが大切にしてきた時間の名残かもしれません。
この頁では、
今ここにある家と、
そこに流れる現在の時間を中心に、
受け継がれてきた気配も含めて、
そっと記していきます。

静かに、頁をめくってみて。
ここには、
声にしなくても伝わる時間があるの。
📦 はじまりのページ(開封)
箱の中にあるのは、
家具や壁だけではありません。
ここには、
音を鳴らす前の指先や、
誰もいない部屋に残る余韻が、
まだ触れられないまま並んでいます。
ペイズリーの家は、
何かが始まる場所であると同時に、
何も鳴らさずに過ごす時間も、
大切にしまっておける家。
このページでは、
音が生まれる前の暮らしを、
そっと箱から取り出していきます。

まだ音は鳴らないけれど、
この箱の中には、
ペイズリーの一日が、
ちゃんと揃っているよ。
パッケージ

まだ組み立てられていないけれど、この家では、音と暮らしが、もう始まっているようです。

どこで過ごしても、この家では、同じ空気が続いているようです。
組立説明書

この家で流れる時間は、三つの章に分けて、静かに手渡されています。
📑 奥付:森の書庫・第41724番の記録
| 製品名 | ペイズリーのおうち (Paisley’s House) |
| セット番号 | 41724 |
| テーマ | フレンズ |
| パーツ数 | 185 |
| ミニフィグ | ジョナサン、ペイズリー、エラ |
| 完成サイズ | (約)高さ16cm x 幅13cm x 奥行12cm |
| 推奨年齢 | 4+ |
| 発売年 | 2023 |
| 書庫分類 | 森の通常棚(Standard Story Shelf) 小さな物語(Small Tale) |
🌿 森の掲示板
🧱【章1】組立レビュー(物語本編)
本編では、
- 第1章(袋1):ジョナサンと1階が現れ、暮らしを支える役割が下に置かれる。
- 第2章(袋2):エラと2階が整い、休みと身支度の時間が静かに重なる。
- 第3章(袋3):ペイズリーと庭がひらき、音と余白が外へと広がっていく。
……という構成で、
床から部屋へ、庭へと役割が重なり、
音が鳴る前の静けさを含んだ
過ごし方の輪郭が、少しずつ整っていきます。
👉 組立レビュー|物語本編はこちら
👤【章2】ミニドール紹介(付録:人物図鑑)
人物図鑑では、
- ジョナサン:父親として暮らしの土台に立ち、食事や片づけで家の時間を支える存在。
- ペイズリー:音を奏でながら、鳴らさない時間も抱え、家の空気を整える存在。
- エラ:休みと身支度を引き受け、家の内側に静かなリズムをもたらす存在。
- メロディ:言葉を持たず、そばにいることで音と静けさをつなぐ存在。※生物図鑑
……という構成で、
同じ家にいながら、支える人、鳴らす人、整える人、見守る存在として、
それぞれ異なる距離感で、同じ時間を分かち合っています。
👉 ミニドール紹介|付録:人物図鑑はこちら
🖼️ 物語の回想(完成シーン)
朝のひととき

朝の音は、まだ小さいね。
動き出す前の気配が、
家の中にそっと広がっているよ。
🍃 森のささやき
やわらかな光が、床に落ちる
道具の位置が、静かに意味を持つ
一日の輪郭が、音より先に置かれる

二階では、エラに起こされてペイズリーが目を覚ます。
ベッドのそばには、昨夜のまま置かれたギター。
送り出す玄関

行く時間と、残る時間。
どちらも同じ朝の中で、
ちゃんと並んで、息をしているね。
🍃 森のささやき
扉の前で、時間が少し分かれる
視線と背中が、別の向きを向く
家はまだ、ひとつのリズムの中

玄関の奥では、ジョナサンとエラがその背中を見送る。
音が家の外へ、ゆっくりと運ばれていく瞬間。
庭にひらく音

ねえねえ、聞こえた?
音が先に来ちゃって、
人はあとから集まるみたいだよ!

ふふ、音が呼ぶ場所もあるんだね。
ここでは、気配もちゃんと
席に座っているみたい。
🍃 森のささやき
木陰に、揺れが生まれる
音は形にならず、集まってくる
輪郭のない聴衆が、場を満たす

足元にはメロディ、そばには譜面と切り株。
音色に誘われて、テントウムシも静かに集まってくる。
家族の昼

今は、鳴らさなくていい時間。
同じテーブルを囲むだけで、
音も、ちゃんと休めるんだよ。
🍃 森のささやき
手の動きが、揃っていく
声の間に、余白が残る
暮らしの中心が、静かに定まる

ジョナサンとエラ、ペイズリーのそばには、
ひと休み中のギターと、足元で見守るメロディ。
音が帰る場所

音は、外に出ていっても、
戻る場所を忘れないの。
ここは、待つことができる家だね。
🍃 森のささやき
置かれた譜面が、時間を留める
過去の響きが、形として残る
家は、音をしまい込まず抱えている

庭のお気に入りの場所には、ギターと譜面が静かに残る。
音楽とともに、過去の気配も含めて、家族の時間は守られていく。
🌲 森のページを閉じるまえに
すべてを読み終えた今、
この家には、特別な出来事は残っていません。
あるのは、
食事をする場所と、
休むための部屋、
そして外にひらいた小さな庭。
そこに集まる人たちの、
穏やかな距離感です。
音は、
誰かの記憶から始まったのかもしれません。
けれど今は、
この家にいる人たちの手によって、
毎日の暮らしの一部として鳴っています。
過去がそっと背中を押し、
現在がそれを受けとめ、
家族の時間として形になっていく。
この家は、
何かを思い出すための場所ではなく、
今の幸せを、静かに確かめ続ける場所。
ページを閉じても、
この家の時間は、
今日と同じ調子で、
また静かに続いていくでしょう。

読んだあともね、
この家の中の時間は、
そのまま続いている気がするの。
何も足さなくても、ちょうどいい感じで。
🔗 書庫案内
・🧱 組立レビュー|物語本編はこちら
・👤 ミニドール紹介|付録:人物図鑑はこちら

いっしょに遊んでみたくなったら、のぞいてみてね。
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